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【アメリカ】日本一ソフトウェア『ほの暮しの庭』、海外レビューはメタスコア89点。3媒体が挙げた不満は「操作」

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
公開
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【アメリカ】日本一ソフトウェア『ほの暮しの庭』、海外レビューはメタスコア89点。3媒体が挙げた不満は「操作」

3行サマリー

  • 日本一ソフトウェアの『ほの暮しの庭』(英題 Village in the Shade)は、米国時間10月23日の海外レビュー解禁でMetacritic 89点(4媒体)を記録。RPGFanは95点、Shacknewsは10点中9点です。
  • 高評価の一方で、Shacknews・RPGFan・Siliconeraの3媒体がそろって畑仕事などの「操作のぎこちなさ」を不満に挙げました。
  • 国内では7月30日の発売から約1カ月で累計20万本を突破。日本語版のSteamレビューは659件中91%が好評で、英語版は10月27日に発売されます。

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『ほの暮しの庭』の海外レビュー、Metacriticで4媒体の平均89点

『夜廻』シリーズのスタッフが手がけた日本一ソフトウェアの田舎暮らしシミュレーション『ほの暮しの庭』が、海外で高い評価を受けています。北米・欧州でNIS Americaが販売する英語版『Village in the Shade』のレビューが米国時間10月23日に解禁され、Metacriticでは4媒体の平均が89点になりました。

内訳はRPGFanが95点、Shacknewsが90点、Final Weaponが90点、SteamDeckHQが80点です。Metacriticに未掲載の米Siliconeraも10点中9点を付けました。評価の軸はほぼ共通していて、のどかな農村生活と『夜廻』譲りのホラーを1本にまとめた点が評価されています。

Shacknewsは10点中9点、「最も引き込まれるゲームの一つ」と評価

出典:Village in the Shade review: Community service(Shacknews / 2026年10月23日)

出典:Village in the Shade Review(RPGFan / 2026年10月23日)

Village in the Shade is one of the most compelling games I’ve ever played

Shacknewsのレビュアー、ルーカス・ホワイト氏は、本作を「これまで遊んだ中で最も引き込まれるゲームの一つ」と書いています。長所には「完璧に作り込まれた田舎ホラー」「本当に怖いのに、同時にかわいくて居心地がいい」「農業シミュレーションとしてもよくできている」の3点を挙げました。

95点を付けたRPGFanは、のどかな田舎暮らしと超常的な恐怖のあいだの空気の切り替えを高く評価しています。葉の間から地面に落ちる光まで描き込んだ手描きの2Dグラフィックにも触れていて、美術面の評価が特に高い媒体です。

3媒体が口をそろえた不満は、畑仕事の操作のぎこちなさ

点数の高さとは別に、レビューには共通の不満点がありました。Shacknews、RPGFan、Siliconeraの3媒体が、それぞれ操作性を短所として挙げています。

  • Shacknewsは短所の欄に「操作が少しもたつくことがある」とだけ書いています。挙げた短所はこの1点です。
  • RPGFanは、やや傾いた見下ろし型の2D表示が「見た目は美しいが、農作業の場面ではスムーズな操作の妨げになることがある」と指摘しました。
  • SiliconeraのJenni Lada氏はSwitch 2版で遊び、切り株や岩、畑の区画を手入れしようとして行き過ぎてしまい、横移動に頼って位置を合わせることが多かったと書いています。

3媒体はPC、Switch 2など別々の機種で遊んだうえで同じ点を挙げています。特定の機種の問題ではなく、見下ろし型の画面と移動操作の作りそのものに由来する不満だと受け止めました。それでも、どの媒体も点数を大きく下げる理由にはしていません。物語とホラー演出の満足度が、操作の不満を上回った形です。

日本語版Steamは659件中91%が好評、国内は約1カ月で20万本

海外の批評家より先に、日本とアジアのプレイヤーが本作を遊んでいます。国内では7月30日に発売され、日本一ソフトウェアは9月2日に国内累計販売本数が20万本を超えたと発表しました(電撃オンライン)。8月3日には発売から4日で10万本を超えたことも発表され、店頭ではパッケージ版の品切れも起きていました(Game*Spark)。

Steam版の評価も高い水準です。Steamのストアページでは、すべてのレビュー659件のうち91%が好評で「非常に好評」、過去30日間でも92件中92%が好評でした(2026年10月24日朝、日本時間に編集部が確認)。現在のSteam版の対応言語は日本語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)だけで、英語のレビューはまだほとんど入っていない状態です。

では、なぜ英語圏の評価がここまで日本と近いのでしょうか。理由の一つは、『夜廻』シリーズがすでにNIS Americaの手で英語圏に紹介されていて、レビュアーが「あの夜廻のスタッフの新作」として遊んでいることです。Siliconeraは「夜廻シリーズで好きなものがすべて入っている」と書いています。もう一つは、農場ゲームとホラーという組み合わせの分かりやすさです。のどかな畑仕事に、23時以降は外に出てはいけないといった村の掟と怪異を重ねる構成は、どのレビューも真っ先に触れている点でした。

英語版は10月27日発売、国内20万本の勢いが海外でも続くか

英語版『Village in the Shade』は、10月27日にNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、PC(Steam)で発売されます(Noisy Pixel)。国内発売からほぼ3カ月遅れの発売です。

レビューを見るかぎり、海外の批評家は日本のプレイヤーとほぼ同じところを評価し、操作性という同じところで引っかかっています。日本で先に遊んだ人にとっては、自分の感想が海外でもそのまま通じると分かる結果ですね。次に見るべき数字は、英語版の発売後にSteamのレビューがどう動くかです。英語圏のプレイヤーの評価が日本語版の91%に近づくかどうかで、国内20万本の勢いが海外でも続くかが見えてきます。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。