2026年8月27日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
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【アメリカ】コナミ『メタルギア』新コレクション、海外25媒体の平均83点。18年PS3専用だった『4』がSwitch 2でも動く

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【アメリカ】コナミ『メタルギア』新コレクション、海外25媒体の平均83点。18年PS3専用だった『4』がSwitch 2でも動く

3行サマリー

  • コナミの『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』が8月27日、Nintendo Switch 2 を含む5機種で発売。日本のSteam版は6,600円です。
  • レビュー集計サイトOpenCriticでは25媒体が評価し、上位批評家の平均は83点、88%が「推奨」に入れています。
  • 目玉の『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』は2008年のPlayStation 3版から18年間、ほかの機種に出ていませんでした。

『メタルギアソリッド4』が18年ぶりにPlayStation 3の外へ、8月27日に5機種で発売

コナミデジタルエンタテインメントが『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』を8月27日に発売しました。対応機種は Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam の5つです。

収録されているのはゲーム3本。『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』、『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER(HDエディション版)』、ボーナス作品としてゲームボーイカラーの『METAL GEAR Ghost Babel』が入ります。ほかにシナリオブック、マスターブック、デジタルサウンドトラック、そして『4』だけに付くデータベース(事典モード・年表モード・相関図モード)が同梱されます。

ここでいちばん重いのが『4』です。2008年にPlayStation 3で出たきり、18年にわたってほかの機種で遊ぶ手段がありませんでした。海外メディアはこの状態をよく「PS3の監獄」と呼んでいて、今回の移植はその監獄からの出所という扱いになっています。

OpenCriticの集計は25媒体で平均83点、88%が推奨。最低はスペイン誌の74点

出典Metal Gear Solid: Master Collection Vol. 2 Reviews(OpenCritic / 2026年8月27日 JST 閲覧)

出典『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』8月27日に発売決定、本日から予約開始!(コナミデジタルエンタテインメント / 2026年2月13日)

出典Metal Gear Solid Master Collection Vol.2 review(TechRadar / 2026年8月21日)

Metal Gear Solid: Master Collection Vol. 2 is rated ‘Strong’ after being reviewed by 25 critics, with an overall average score of 83.

レビュー集計サイトOpenCriticの数字です。8月27日(JST)に見た時点で25媒体が評価を出し、上位批評家の平均は83点、推奨率は88%でした。

点数が公開されている19媒体を並べると、幅はこうなります。最高はMultiplayer Firstの10点満点、次いでPlayStation Universeが9.5点。DualShockers、CGMagazine、ブラジルのGameHallが9点。いちばん低いのはスペインのHobby Consolasで、100点満点の74点でした。ポーランドのPPE.plが7.5点でこれに続きます。

高い側と低い側で見ているところが違います。TechRadarのScott McCraeは、『4』が4K・60fpsで安定して動き、エリア間の読み込みも大きく縮んだ点を評価しました。反対にHobby Consolasは、収録数が第1弾より少なく、熱心なファン以外には物足りないと書いています。この「中身の量」への不満は、PlayStation LifeStyleの評やTechRadarの短評欄にも同じ形で出てきます。

なお、この19媒体に日本のゲームメディアは1社も入っていません。日本の読者にとっては、国内のレビューより先に海外の点数が目に入る状態が続きます。

海外ファンがいちばん票を入れたのは画質ではなく、PlayStation 3時代の名残だった

ここからは自分で見た数字です。英語圏のシリーズ掲示板 r/metalgearsolid の直近1週間の投稿を、2026年8月27日 JST に票数の多い順で確認しました。

  • 「インストール画面がそのまま収録される」と分かった投稿:1,836票・コメント72件
  • 「特定のアイテムを出すパスワード入力が別の方式に置き換わる」:1,375票・コメント64件
  • 「ディスク2への入れ替えを促すセリフが、PlayStation 5版とSwitch 2版でどう違うか」の聴き比べ:915票・コメント95件
  • 「Steamの事前ダウンロードが始まった」:913票・コメント124件
  • 「初めて『4』を遊ぶ人へ、ムービーを飛ばさないでほしい」:816票

上位に並んでいるのは、解像度でもフレームレートでもありませんでした。インストール中の待ち時間、ディスクを入れ替えるときの会話、機内に置かれたPlayStation 3の実機。当時そこにあった手ざわりが残っているかどうかを、ファンは一つずつ確かめています。インストール画面の投稿には「単純だけれど大事な部分だった」「当時の体験をできる限り残そうとしている」という受け止めが目立ちました。

この関心の向きは、記名のレビューとも合っています。TechRadarのScott McCraeは、機内のPlayStation 3も主人公のiPodも残っている一方で、「いまPS3で動いている」という趣旨の会話だけは遊んでいる機種に合わせて録り直されていると書きました。18年前の作品をそのまま出すか、いまの機種に合わせて直すか。その線引きが、今回いちばん見られている部分です。

日本のSteam版は6,600円。同じSteamで北米は49.99ドル

価格も自分で確認しました。Steamのストア情報を4地域分取得したところ(2026年8月27日 JST 時点)、日本が6,600円、アメリカが49.99ドル、ドイツが49.99ユーロ、ブラジルが284.90レアル。発売日はどの地域も8月27日でそろっています。

日本のプレイヤーにとっての実利は、はっきりしています。PlayStation 3を押し入れから出さなくても『4』が動く、それも Switch 2 で動く、という一点です。18年前の作品なので、日本でもいま初めて触る人のほうが多くなります。

ただしTechRadarは、遊ぶ前の注意を1つ挙げています。『4』は前の3作を知っている前提で作られているため、第1弾のマスターコレクションを通っていないと物語が追いにくい。日本語で遊べる環境が整った今回、ここが最初のつまずきになると思います。

移植の評価軸が「きれいになったか」から「当時のまま遊べるか」へ動いた

18年ぶりの移植で、海外のファンが最初に確かめたのはインストール画面とディスク交換のセリフでした。点数は83点、推奨率88%。数字としては素直に良い部類ですが、掲示板の票が集まった先を見ると、評価されているのは画質の向上そのものではありません。当時の体験がどこまで手つかずで残っているか、そこが移植の合否を決める基準になってきています。

『4』が動く機種は5つに増えました。次に見るべきは2つです。この基準に照らして日本のメディアがどう書くか。そして、TechRadarが収録を惜しんだ『メタルギアライジング』や『メタルギアアシッド』を、コナミが第3弾に回すのかどうか。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。